こんにちは。院長の中瀬です。
当院はお陰様で、開業から7ヶ月が過ぎました。
地域の皆様に御来院いただけているおかげです。心より感謝申し上げます。
当院で行った画像検査で診断できた症例から、
皆様にもこのような症状の際には御来院頂ける様、きっかけになればと思っておりますので、
ご参考くださいませ。
80歳代・女性
主訴;視野障害
ここ1ヶ月目がかすむため近医眼科受診され、両方の外側の視野障害を認め(下記画像;視野検査にて両目ともに耳側半分の視野障害を認め、両耳側半盲と呼ぶ)、眼科より当院紹介。
両耳側半盲(両目とも外側側の耳側の視野障害)であり、頭部MRI施行したところ、トルコ鞍部に視神経を圧排する腫瘍性病変を認めました(下記画像;;赤が腫瘍, 青矢印が圧排されている視神経)。
両耳側半盲が見られた時は、目の神経である視神経周囲に病変がないか確認します。トルコ鞍という下垂体(脳の一部でホルモンの中枢)の腫瘍性病変などが、視神経を圧迫していないかどうか検査します。
視野障害が出現しており、総合病院を紹介し手術加療にて自覚的に視野の改善が見られました(下記に術前術後の画像)。
近医眼科と連携によって診断、治療が行えた症例かと思います。
当院MRIを是非ご活用ください。